写経のすゝめ @薬師寺東京別院

生活

ふと思い立ったとき写経に行っています
ずっと興味があったものの、何となく敷居が高い気がして行き渋っていたところ、香道体験に行ったときの先生がこちらへよく通っていらっしゃりいつでも好きな時に行ける、とのことで勇気を出して行ってみたのがきっかけです。
東京の五反田にある「薬師寺東京別院」です。
こちらは毎日午前9時半から午後5時まで受付しています。
予約も準備していくものも必要ないので、本当にいつでもふらっと行けちゃうのです(^^)

薬師寺東京別院 入り口

それ以来“写経したい!”と思い立ったとき(これが面白いことに私の場合なぜかきっかり3ヶ月ペースなんですよね。。なんかあるのかもしれませんね笑)出掛けています。

初めてのときは受付の方がやり方を丁寧に説明してくださいますし、お坊さんのお話もありました。

2回目以降は自分のペースでやって帰るって感じになるのですが、
まず受付をしてお支払いをしたらお写経用紙を受け取り、輪袈裟をお借りします。
部屋に入る前に丁子(ちょうず…漢方の一種でとても独特なお味です笑)を口に含みます。
こちらは体内を浄める意味があり、口に含んだまま写経をするのです。
部屋に入るとすぐに香象(象の形をした香炉)があるのでそれをまたぎ体外を浄めます。
自分の好きな席につき(一つ一つの机に写経のお手本と硯、墨、筆、お水とセットされています)、目の前にいらっしゃる薬師如来さまにご挨拶をし、輪袈裟を首に下げ、お写経観念文に目を通し、硯に水をたらし心を落ち着けながら墨をすり始めます。

墨がいい感じの濃さになってきたら、受付でいただいた用紙をお手本に重ね、いよいよ一文字目から写し始めるのですが、この一文字はいつも緊張します。
…そしていつも墨が多すぎて、力も入っているので線も不恰好になりますね💦
でも、字の綺麗さとかは全く問題ないので全然平気なんですよ!笑

そしてひたすら黙々となぞっていくのです。
最初の方は色んなことが気になって注意散漫になっているのですが、そのうちお経の文字を写すことに集中してきます…この感じがとても心地よいのです。

わたしは般若心経に詳しいわけではないので、せっかく書いているのだからどんな意味か知りたくて、時々確認しながら(言葉の意味が書かれている紙があります)書いています。
ゆっくりペースなので毎回2時間弱かかります。
最後に願い事を書くスペースがあるので、そこにわたしはその時胸にあるお願い事を書いています。
全て書き終わったら筆を置き合掌し、出来上がったお写経用紙を薬師如来さまの前の納経盆に納め、お願い事をお伝えし、終了となります。
…達成感もありとても満たされた気分になります。。

お部屋を出て輪袈裟をお返しし、口に含んでいた丁子は出して良いのですが、最初にお坊さんに伺ったところそのまま飲み込んでしまっても構わない、とのことだったのでわたしは毎回結構我慢して飲み込んでます😂(出してしまうのなんとなくもったいない気がして。。笑)

こちらに納めたお写経はまとまったタイミングで奈良にある薬師寺の納経蔵に永代供養されるそうです。
何千年後まで自分の書いた文字が残るのってなんか浪漫を感じませんか?(わたしだけ?!)

般若心経を3巻納経すると集印帳というものを発行していただけて、行くごとにお印を押してもらえます。
こちらを108巻集めると輪袈裟をいただくことができるそうです。
今はそれも目指して通っていますが、なにせ3ヶ月に1回ペースですので一体いつになることやら。。。(≧▽≦)
でもスタンプ(!)がたまっていくのは記念にもなるし嬉しいですね😄

こちらが集印帳 108巻までまだまだ…

なにか心にモヤモヤがあるとき、モヤモヤがないときでももちろん、普段静かな場所で心落ち着かせることができていないときなんかにとても良い空間ではないかな、と思っております。

もし気になっている方がいらっしゃたらぜひおススメしたいです(*^^*)
終わりますー♪

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